Googleのページランク
そこでGoogleではページランク(PageRank)というものを重視してきた。
これは各Webサイトを質の高い順番にランク付けしたものである。
質の高いサイトに出ている情報ならば知りたい情報に極めて近くなるということである。
質の高いサイトとはどんなものだろう?
Webサイトで質が高い=しっかりとしたコンテンツ=みんなから必要とされる=人気が高いサイトとなる。
そしてその人気が高いサイトの判断基準として目をつけられたのが他サイトからのリンク(被リンク)によるものである。
つまり、他サイトからのリンクが多ければ多いほど人気が高いサイトなのであろうという判断である。
しかし単に被リンクが多ければいいのであればサイトを量産してそこからリンクを貼りまくれば人気が高いサイトを作ることが簡単にできてしまう。
これはSEO(検索エンジン最適化)でよく使われる手法であるがここにも落とし穴がある。
単純にリンクの数だけでは本当に質の高いサイトとはいえないからである。
そこでリンク元の情報もその判断基準に加わっているのだ。
まず、関連のあるリンクであること。
まったく関係のないサイトからのリンクは被リンクとは認められない。
関連のあるサイトからのリンクであることが重要なのだ。
つぎにページランクが高いサイトからリンクを受けていること。
ページランクが高いサイトからリンクを受けたページはページランクが上がりやすい。
Googleはページランクを重要視している。
だからページランクが高いほうが上位表示されやすい。
このことから関連があることはもちろん、より多くのページランクの高いサイトからリンクを受けるということが自サイトを検索結果の上位に表示させることになるといえるだろう。
次世代のアルゴリズム。トラストランクとは
Googleが商標登録をしたトラストランク(TrustRank)はこの考え方を基に発展させたものといえる。
スタンフォード大学のZoltan Gyongyi氏とHector Garcia-Molina氏そしてYahoo! のJan Pedersen氏による
Combating Web Spam with TrustRankというPDFファイルによると
まず、非常に質の高いサイトを人間の手で200選び出しトラストランクの高いサイトとする。
これはSeed(種)と呼ばれ元となるWebサイトになる。
このSeedからリンクされたWebサイトは質の高いサイトだけである。
当然それらの質の高いサイトも高いトラストランクになる。
そして質の高いサイトからリンクされるサイトも質の高いサイトになるであろうという仮定のもとにトラストランクが割り当てられる。
これを繰り返すことで質の高いサイトだけを検索結果の上位に表示することが出来るということである。
スパム行為で上位表示をねらうWebサイトを締め出すことができるわけだ。
わかりやすい例をあげればYahoo!とYahoo!カテゴリ登録サイトのようなものだ。
Yahoo!が質の高いサイトであるなら、Yahoo!からリンクされているYahoo!カテゴリ登録サイトも質の高いサイトというわけだ。
ではトラストランクを受けていないサイトは質の高いサイトではないのだろうか?
決してそんなことはない。
そもそもアクセスがこなければサイトの質云々を判断されることさえないのだから。
つまり、最低限アクセスを呼び込む努力は必要ということである。
究極のSEO(検索エンジン最適化)
検索エンジン最適化はターゲットとするキーワードをちりばめた記事を書き、サイト自体のソースを整理し、内部リンクを張り巡らせ、外部リンクを集める作業には違いないが、検索エンジンの本来の役割はあくまでも検索者の求める情報を的確に教えてくれるWebサイトを検索結果にきちんと表示することだ。
だからSEOも言い方を変えればスパムといえないことはない。
自然に判別されるサイトの表示順序に人的細工を施し上位表示を狙うのだから。
しかし、その結果表示されるものが真に検索者の求める情報であればそれはスパムではないと思う。
究極のSEOは検索して来た人にその求める情報を的確に与えることができるWebサイトを作ることだろう。
役に立つサイトは訪問者から自然とリンクを貼らることが多い。そしてそうやって貼られるリンクはリンク数を増やすためにねつ造されたリンクではなく、ナチュラルなリンクである。
それは検索エンジン側にとっても理想とするものであり、どんなにアルゴリズムが変わろうとも上位に表示されることが出来る堅牢なWebサイトとなりえるだろう。
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